Takigahara Cafe でパンとコーヒー

17/11/18

11月も後半に突入し、すっかり寒くなり冬の気配を感じる毎日になりましたね。

BREAD LABは現在、12月16日、17日に青山ファーマーズマーケットで開催されるホリデイマーケットに向けて準備中です。今回私たちは、「シュトレン食べ比べ」と「パネトーネ」のコンテンツで参加する予定です。詳細が決まったら、随時ご報告しますのでお楽しみに。

さて、本日は、10月に訪れた、石川県小松市の滝が原での様子をお届したいと思います。

まずはTakigahara Farm について少しご紹介を。

2009年 に始まった毎週末の青山ファーマーズマーケットを通して、「新たな農的生活」の探求の必要性を感じたことがきっかけとなり、2016年に誕生したのがTakigahara Farm。滝ヶ原の皆さんと一緒に、畑のある暮らし、里山のめぐみを受けながら過ごす日々を通し、農業の未来と農的生活の可能性を探求し続ける場所です。古民家を改装した母家を中心に、3人の滝ヶ原住民(小川諒くん、由岐中みうるちゃん、内木洋一さん)が暮らしています。畑を耕したり、ハーブ園をつくったり、地元の魅力を様々な形で発信したり、各地から人を集めたり…と、その活動は多岐に渡ります。

2017年夏には、Takigahara Cafeもオープンし、「食」を5感で楽しめる空間も仲間入り。今回は、このカフェに東京から焼き立てパンを持ち込み、1日限りのコラボ営業をしてきました。 光が差し込む大きなガラス窓が入口。本当に気持ちの良い場所です。

 

この日のメニューは東京・代々木上原にあるカタネベーカリー のパンを使った限定メニュー。滝ヶ原の旬の食材を合わせて、カフェを切り盛りするみうるちゃんとつくりました。湘南小麦のバゲットを使ったサンドイッチプレート。とろりと口溶けの良いズッキーニ、しっかりと下味をつけたやわらかい鶏肉、フレッシュなモッツァレラチーズ、オリーブオイルというシンプルな味付け。香ばしいバゲットと具在をお好みで挟んでいただきます。

サラダは地元の柿を使ったサラダ。その横には焼きしいたけものせた秋らしい一皿。

Takigahara Cafeは普段はガレットがメインメニューなので、ガレットを焼いているクレープ鉄板でパンをあたためなおしました。

水分を足し、焼くと想像以上に良い感じの焼き上がりに。外はかりっと、中はふわりとみずみずしく蘇りました。このような鉄板でのリベイクは初めてだったのですが、満足の仕上がり。使いやすかったです。他の野菜も隣であたためられて便利でもありました。

ちゃっかりサービスまでしちゃいました。普段はなかなか出来ないので、地元の方たちとこうして交流出来るのもとても楽しかったです。

 

コーヒーを担当してくれたのは、ストックホルムローストのバリスタ・加藤渉くん。ていねいにドリップしたコーヒーはみんなに大人気でした。あまいおやつメニューは「梨ジャムのコッぺサンド」。近くでとれた立派な梨を煮つめただけで、驚くほど甘かったです。自然な甘みの梨ジャムとバターをはさみ、やさしい味わいに仕上げました。パンはカタネベーカリーさんの「桑名もちコッぺ。三重県の素材舎 さんが育てるもちもちの小麦の食感とあまみをいかしたミニサイズのコッぺパンです。

渉くんの淹れてくれたコーヒーとおやつサンドを頼んでくれたおじいちゃんが、美味しいと笑いながら昔食べた思い出のパンの話をしてくれて、とっても嬉しかったです。

 

「食べること」は「生きること」。

常々思ってはいるのですが、農との暮らしが寄り日々に密着している場所へいくと、よりその想いが強くなります。みうるちゃんの愛する人たちのつくったお野菜と、私の好きなパン屋さんのパンと、それぞれをつくってくれた方たちの顔を思い浮かべながらつくるランチプレートに想いがこもらないわけがありません。全部美味しいから、どうやっても美味しく出来ますしね(笑)「またやりたいねー」なんて、彼女と話しています。

 

最後に、みんなでまかない飯をいただきまーす!!

地元のおばあちゃんたちがつくるきのこご販が主役のもりもりプレートを食べました。みんなで食べると美味しさ倍増!(これは本当だと思う!)

 

北陸の皆さんも、北陸へおでかけの予定のある皆さんも、ぜひ滝ヶ原に遊びにいってみてくださいね。とっても気持ちの良い場所です。

 

Aoi

 

撮影・Yoichi Naiki