騒々しい渋谷の街から離れ、周囲の人々の暮らしも感じられるほど落ち着いた時間が流れる神山町。奥渋とも呼ばれるこの街で、ひときわ目を引くサンドウィッチとコーヒーのスタンドが「キャメルバック」だ。
サンドウィッチをつくる成瀬隼人さん、エスプレッソを扱う鈴木啓太郎さんが立ち上げたお店。スタッフのみなさんも気持ちの良い笑顔で迎えてくれる。
成瀬さんは元鮨職人。「鮨をつくるつもりでサンドウィッチをつくっている」という言葉通り、カウンターを覗くと一品一品に真心がこもったうつくしい手仕事が見られる。
サンドウィッチのパンは毎朝周辺のパン屋さんから調達している。「すしやの玉子サンド」のパンは代々木上原にあるカタネベーカリーさんのコッペパン。桑名もち小麦を使用したもっちり&ソフトなコッペパンに、きれいに焼き上げられたつやつやの玉子が挟まる。和辛子の風味が鼻を抜け、パンと玉子のあまい香りが後を追う。極め付けにはシルキーでエスプレッソが立ったラテを一口。この絶妙なコントラストには皆んな虜になるのでは。
チームで日々磨き上げてきた丁寧な仕事とお店の活気に人が集い、コーヒーとサンドウィッチを通して輪が広がる。この5月、代々木八幡に2店舗目をオープンするとのこと。(まもなく!)
「キャメルバック」はこれからも進化を続け、多くの人に愛されていく。