富山にある「パンのおと」。パン好きの人々が通う、地元では知られたお店だ。
ベイカーの宮脇訓さんは、以前に器や古道具のバイヤーをしていたということもあって、なんというか ”いい” 雰囲気がある空間だ。店内はシンプルに統一され、パンにまつわる道具から壺や一輪挿し、器や本の展示販売もある。パンをゆっくり選べるような落ち着いた時間が流れている。(2016年夏頃に改装をしてからまた一段と素敵になった!広々としたオープンキッチンがとても格好いい!)
「自然な形で発酵させて小麦の香りがするパン」を軸に、酵母や小麦など素材を生かすようなパンづくりをしている。
ひとくち食べると、心がやすらぐパン。食べ慣れた今では、やさしいパンに包まれるような気さえする。カンパーニュ、山食、全粒粉と発酵バターのクロワッサン、ブルーチーズといちじくのまるパン、あんバター。どれもこれも大好きだ。
その美味しさの秘密は、誰かの喜ぶ顔を思い浮かべてパンをつくる宮脇さんの心なのだろう。
富山を訪れた際には、ぜひ「パンのおと」へ。