「粉花」の原点は、“愛”だ。 浅草にある喫茶店みたいなパン屋さん「粉花」。姉の藤岡真由美さんがパンとお菓子を焼き、妹の恵さんがそれを手伝い、あたたかいコーヒーを淹れる。2008年にオープンした「粉花」では、オーガニックレーズンで起こした酵母でパンを焼く。自家製酵母でパンを焼くことで、目に見えない「酵母」というちいさな命と毎日かかわるのが楽しいのだと言う。素材も国産やオーガニックのものを使い、自分たちが愛しいと思える身近な素材で、愛しいと思えるパンを焼く。だから「粉花」のパンはどれもやさしい。お店の一番人気は「丸パン」。ぷっくりとしたフォルムが可愛い、シンプルなパンだ。むっちりもちもちの食感で老若男女にファンが多い。 今度の休日には、パンとコーヒーのある豊かな時間を味わいに「粉花」に行こう。